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株式投資・短期売買を成功させる日本株短期売買研究会
デイトレードにおける
基本的な
エントリーポイント

 デイトレードというトレードの時間枠ではアマチュアはプロに比べて端末、通信速度、ソフトウェア、板情報において大きなハンデがあるため初心者の方にお薦めできるものではありませんが、下記では数時間〜日計りまでのデイトレードにおける基本的なエントリーポイントを図解します。
*スキャルピング(数秒から数分の時間枠でのトレード)用のエントリーポイントではありません。
■オープニングレンジのブレイクアウトとバウンスバック


 オープニングレンジのブレイクアウトとは寄付きから30分または1時間の間につけた高値を上抜いた時点でエントリーするトレードです。
オープニングレンジを30分にするか1時間にするかは個人的な判断になります。

 通常、寄付きから30分程度は値動きが荒く、方向性が定まらないので初心者の間は手出し無用の時間帯です。
寄付きからグングン値を上げる様子を見ると、ついエントリーしたくなるのですが、高値掴みをさせられる確率も高くなる時間帯です。

 寄付きから30分、1時間は日経平均の動きを調べたり、注目している銘柄の値動きを調べたり、銘柄の出来高の増加ペースを前日やここ1週間の日々の出来高と比較したりして、今日のトレード候補銘柄を絞り込む時間帯でもあります。

 上図では青いラインで描かれている部分が当日の株価の動きです。黒い矢印はその銘柄のトレンドの方向です。赤い左右向きの矢印の期間が当日のオープニングレンジです。オープニングレンジのブレイクアウトでは、この間の最高値を上抜いたのを確認した時点(左側の赤丸印)でエントリーとなります。

 また、ブレイクアウトした後に一度下押ししてブレイクアウトした地点まで一時的に値が戻る場合があります。これをバウンスバックと言います。ここはブレイクアウトで入れなかったトレーダーや、慎重なトレーダーがエントリーする二つ目のエントリーポイントになります。
(上図では右側の赤丸印)

 もちろんブレイクアウトやバウンスバックの後に毎回必ず上昇するわけではありませんが、デイトレードのエントリーポイントとしては基本中の基本となるエントリーポイントです。



■前日高値での反転


 上昇トレンド途上で株価が勢いをつけすぎて、大きくギャップアップする場合があります。ギャップアップは好材料が出て人気が集中した銘柄や、前日までの株価の上昇を知った投資家の成り行きによる買いオーダー、空売りしていた投資家の買戻しになどにより発生します。

 この場合、行き過ぎた株価に対して利益確定の手仕舞い売りや、短期の空売りが入り、寄付きから一旦売られることがあります。
そのため寄り付きで買いオーダーを入れてしまうと高値を掴まされる可能性が出てきます。

 このようにギャップアップした銘柄が寄付きから売られて値を下げる場合には、途中で手出しはせずに、下落する株価が前日高値付近でサポートされるのを待ちます。

 その後、買い戻しによって株価が反転上昇を始めるのを確認してからのエントリーとなります(上図では赤丸印)。
トレーダーによっては反転を確認せずに逆張りで前日の高値付近で買いのオーダーを入れる場合もありますが、初心者の間は反転を確認出来るまで待ったほうが無難です。

 ここでは前日の高値での反転を狙っていますが、前日の高値ではなく前日の終値を基準にして反転を待つトレーダーもいます。これもどちらを選択するかは個人の判断になります。



■前日安値のブレイクアウト


 これはラリー・ウイリアムズが紹介した「ウップス」という手法ですが、これもデイトレーダーとしては基本中の基本手法です。ウップスの買いトレードのルールは『今日の始値が前日の安値よりも安く始まり、前日の安値を上抜いたら買い。』です。
このルールの適合する場面になかなかお目にかかることが無いのですが、的中率は高いと言われています。

 上図では上昇トレンド途上のある日に、ギャップダウンして寄り付いた株価の動きを描いています。(当日の株価の推移)上昇トレンド途上で何らかの理由でギャップダウンしたものの寄付きから買い進められて、前日の安値を上抜いた時点(赤丸印)でエントリーです。

 このルールにテクニカル指標ADXと+DI、−DIを加えて

(1)パラメータが12期間のADXと28期間の+DI、−DIを利用し、
(2)ADXの数値が30以上の時で
(3)+DIが−DIを上回っている時に
(4)今日の始値が前日の安値よりも安く始まった日に
(5)前日の安値を上抜いたら買い

というトレードルールにすると「ADXギャッパー」と呼ばれるトレード手法になります。



■前日高値のブレイクアウト


 マーケットの本質を言い表した言葉に「高値を更新せずに上昇する株は無い。」というものがあります。
当たり前ですが高値を更新し続けるから上昇しているのであり、高値を更新したということは上昇しているということです。この本質に従ったエントリーが前日高値のブレイクアウトです。 上昇トレンド銘柄であれば上図のように前日高値をブレイクアウトしたのを確認してからエントリーします。(赤丸印)

 一般的にはオープニングレンジの高値や前日高値はレジスタンスとなっており、板情報をみるとその付近には多くの売りオーダーが入っているのが普通です。買い手の勢いが徐々に増して、この売りオーダーを食い尽くしてしまうとあっという間に株価が短時間で上昇する場合があります。そのため高値付近にある売り板が喰われ始めたらエントリーする準備を整えておかないとオーダーが通らないこともありますので注意してください。

 また、買い人気が続いて陽線が5本も6本も連続で出ているような場合や、過去3ヶ月程度の期間内で最大の長大陽線が出現した翌日には、エントリーは見送るのが賢明です。このような場合には、このエントリーポイントは高値掴みになる可能性が高くなります。



【参考になる書籍】
オズの実践トレード日誌/トニー・オズ/発行 パンローリング
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